2021年7月4日に開催された【千葉】「ラッシュ裁判オンライン報告会」の内容が、動画アーカイブとして見られるようになりました。主張は棄却されましたが、裁判の意義や課題を考えていただければありがたいです。
輸入や使用、所持が禁止されている「指定薬物」である、いわゆる〈ラッシュ〉(RUSH)を、海外から個人輸入しようとした男性が、2017年5月、職場に発覚し懲戒免職となりました。
同年7月、地方裁判所に起訴され、無罪を主張して裁判で争いましたが、2020年6月、懲役1年2月執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。2021年6月、東京高等裁判所での控訴判決も、控訴を棄却するものでした。
〈ラッシュ〉は「指定薬物」になっていますが、規制過程での審議は充分でなく、刑罰を科して規制するほどの人体や社会に対する危害はほとんど立証されていません。
最近議論されている「大麻使用罪創設」ともつながる問題をはらんでいます。
裁判の意義や判決の解説、今後の動向を一緒に考える場を設けます。
コロナウイルスの影響も踏まえ、オンラインでの開催です。
日時 2021(令和3)年7月4日日曜 13時~14時
オンライン配信(要申込)(無料・カンパ大歓迎)
出演 中川重徳(弁護士) ラッシュ裁判の意義
加藤慶二(弁護士) ラッシュ裁判の判決解説
松本俊彦(医師、国立精神・神経医療研究センター) ゲストコメント
三重野雄太郎(医事法、佛教大学) ゲストコメント
生島 嗣(ぷれいす東京) 支援者として
古藤吾郎(日本薬物政策アドボカシーネットワーク) 支援者として
ヒデ(ラッシュ裁判被告人) 被告人として
服部啓一郎(弁護士) 【横浜】ニトライト裁判にむけて
塚本堅一(元NHKアナウンサー) 進行
主催・問い合わせ ラッシュ(RUSH)の規制を考える会
協力 NPO法人ぷれいす東京
【千葉】ラッシュ裁判の概要は、予め以下を読んでいただけると分かりやすいかと思います。
🔊ラッシュ(RUSH)裁判オンライン報告会ーYouTubeアップ動画
🔊【千葉】ラッシュ裁判 控訴趣意書1―指定薬物制度の運用・解釈
🔊【千葉】ラッシュ裁判 控訴趣意書2―「精神毒性」「保健衛生上の危害」
【横浜】ニトライト裁判とも控訴審へ
【横浜】ニトライト裁判も控訴に向けて準備中です。2021年3月15日までに控訴趣意書を提出しましたが、公判日はまだ未通達です。
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振込先 🔊三菱UFJ銀行 八幡(やわた)支店(店番272) 普通 口座番号0521020
名義 ラッシュコントロール
アディクション・スタディーズ 薬物依存症を捉えなおす13章 [ 松本俊彦 ]
価格:1,980円 |