日本国内におけるラッシュ規制の流れと問題点などについて、言説分析の視点から書かれた論文が、雑誌に掲載されました。
現在のラッシュ規制について、もっともまとまった論文かと言えます。
掲載誌 『世間話研究第27号』2019年8月 世間話研究会
論文名 根岸英之「いわゆる〈ラッシュ〉と呼ばれる薬物をめぐる言語分析
―指定薬物」への「名付け」とイメージの変容」
目次 はじめに
一.〈ラッシュ〉の概要と「合法ドラッグ」「脱法ドラッグ」という「名付け」
二.日本における規制の始まりと「違法ドラッグ」という「名付け」
三.「薬事法」改正による「指定薬物制度」導入
四.指定薬物部会における「指定」をめぐる言説の危うさ
五.単純所持と関税法改正による処罰化そして「危険ドラッグ」という「名付け」
六.〈ラッシュ〉の薬理作用をめぐる言説
七.〈ラッシュ〉をめぐる抑圧されない言説空間の創出に向けて
価格 1000円
1月18日のイベントでも販売の予定です。