ラッシュ(亜硝酸イソブチル)を海外から個人輸入しようとして、医薬品医療機器等法並びに関税法違反として起訴され、その罪状について争われている「ラッシュ裁判」の公判が、以下のとおり開かれます。
日時 2019(令和元)年11月15日(金)午後
※詳細は被告人のプライバシーの観点からお問い合わせください
内容 弁護人側証人尋問
薬物依存症への臨床経験を豊富に持ち、東京都の薬事行政にも関わっている精神科医師
「ラッシュ」裁判は、2018(平成30)3月8日に開かれた第5回公判(検察側証人・中枢神経薬理学専攻研究者)以降、期日間整理手続となり、公判が中断していました。
2019(令和元)年10月9日、公判が再開され、検察側証人として、2006(平成18)年11月に開催された「薬事・食品衛生審議会 指定薬物部会」当時の担当職員から、どのような経緯で亜硝酸イソブチルが「指定薬物」に組み込まれたのか、その経緯や根拠、妥当性について尋問が行われました。おおむね、誠実な証言でしたが、検証すべき証言もいくつか見られました。
これに次ぐ11月15日の公判は、 弁護人側証人として、薬物依存症への臨床経験を豊富に持ち、東京都の薬事行政にも関わっている精神科医師の尋問が行われます。
本会としては、指定薬物制度の本来の趣旨は、「麻薬又は向精神薬と類似の有害性が疑われる物質」を規制するものと考え、亜硝酸イソブチルは、そうした臨床実態のないこと、また東京都の薬事行政における薬物規制のあり方などを通して、指定薬物制度の妥当性について、証言されるものと思われます。
関心のある方の傍聴をお待ちしております。
ただし、被告人のプライバシー保護の観点から、実名での情報拡散はご遠慮をお願いしております。
その点をご理解のうえ、一人でも多くの方に、この裁判の進展を知っていただきたいと考えています。
詳細な時間などについては、本会までお問い合わせください。
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